軟水装置と薬品でメンテナンス
ボイラの効率を向上させます

配管内のスケールが1㎜以上付着するとトラブルが生じ始めます

配管内劣化

ボイラは、水管内を流れる水をバーナーで加熱して蒸気を発生させています。水処理が十分に行われなかったり、過酷な運転をした場合、ボイラなどに鉄さびが発生したり、鉄系、カルシウム系、シリカ系、スケールが付着します。そしてこれらが原因となり、熱交換率の低下や配管類の目詰まりなど保守管理上のトラブルが生じ、運転に大きな支障をきたします。スケールの付着は1㎜から注意が必要となります。

軟水装置と水処理薬品でスケールの付着を未然に防ぎましょう

軟水装置と水処理薬品

ボイラの水管の内壁に、鉄、カルシウム、マグネシウム、シリカなどのスケールが付着すると元々90%程度ある伝熱効率が1〜2%下がります。これを未然に防ぐため、軟水装置を使用します。水管内に漂っているプラスイオン(Ca+、Mg+)をイオン交換樹脂を使って除去します。物江汽設ではお客様の用途、使用する水の量や水質に合わせて最適な軟水装置や薬品をご提案致します。

全自動軟水機(業務用)

オートソフナー MKシリーズ

イオン交換樹脂の再生を全自動で行なうため、手間がかかりません

イオン交換樹脂

【軟水機の特徴】
・ボイラ用の軟水装置として最適
・お客様の要望にあわせた完全設計
・水の量、時間などを設定する全自動型
・国内開発、国内製造

軟水機のタンク内には、イオン交換樹脂という0.5mm程の粒子が入っています。このイオン交換樹脂は、水の中に含まれる硬度成分(カルシウムやマグネシウムなど)を選択的に吸着する機能を持っていますので、軟水機を通した水は軟水になるというわけです。しかし、この機能はずっと続くわけではなく、使い続けるうちに徐々に低下していきます。
そこで、「再生」という工程が必要になってきます。「再生」とは、イオン交換樹脂に飽和食塩水を通し、その表面に付着した硬度成分を取り除いて再び硬度成分を吸着できるようにすることをいいます。通常、「再生」にはイオン交換樹脂の吸着機能を確認したり、飽和食塩水を用意したり、軟水を使用しない時間に実施したりする必要があり、非常に手間がかかります。
当社の軟水機は、「再生」をその開始方法や時間、水質を設定するだけで全自動で行ないますので、手間がかからず効率良く安定して軟水を得ることができます。

■軟水用うず塩(未乾燥塩)

ボイラーソルト

環境にやさしい「ボイラーソルト」で
コスト削減

【特徴と用途】
4~5㎜のブリケット状の塩
原料は鳴門の海水、取り扱いが容易
ボイラー軟水再生用、土壌処理用他に使用
【量目】
紙袋(25㎏)/ポリ袋(20㎏)
【品質規格】
NaCl純度 95%以上/アーモンド状粒子

鳴門の海水を原料として作られるボイラーソルト。軟水機と一緒に使用することで、ボイラー内部に付着するスケールを効果的に除去し、ボイラーの寿命を延ばすことができます。
ボイラーソルトを使用することでボイラーの効率が上がり、燃費の改善に貢献します。お客様のボイラーの寿命を延ばし、コスト削減に繋がるボイラーソルトをぜひご利用ください。